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もともとは落語で使われる、言葉。
六日知らずとは、簡単に言うと、
ケチ、という意味です。
古典落語の演目のひとつで、
始末の極意(しまつのごくい)の中で、
出てくる言葉で、
現在では慣用句としても使われています。
始末の極意自体は演じられることは少ないんです。
こういうのは珍しいんですよねー。
とにかく始末の極意と組み合わされる、
小噺には共通してケチな男が出てきます。
始末の極意自体が、
ケチな男な話ですから、
そういうのが組み合わされるのでしょうね。
組み合わされることの多い小噺の中で、
「ケチと鰻屋」が好きですねー。
うなぎの匂いを嗅いでご飯を食べる貧乏な男と、
その男の話を聞いたうなぎ屋との話。
うなぎの匂いの代金を払えと言われるところから、
貧乏な男の返しで笑えます。
こういう「ケチと鰻屋」のような、
ケチの小噺をマクラで差し込んで、
始末の極意に入ります。
内容は、ケチを自認する男が、
最も有名な吝嗇家(りんしょくか=ケチ)に、
指南を求めに訪れるところから話が始まります。
ケチを自認していた男が、
吝嗇家を見習ってどんどんケチに磨きをかける。
そんなお話。
始末=ケチの指南。
ケチの逸話をもっともっと聞いていき、
始末(ケチの指南)の極意を手にいれようとしている。
そこで・・・・
というところのオチが面白いんですが、
これは是非、始末の極意を聞いてみてくださいね。
そのお話の中で出てくるのが、
六日知らず(むいかしらず)。
六日知らずとは、
みなさんも指折りながら、
一日、二日、三日、四日、五日と、
数えてみてください。
握りこぶしができあがるはずです。
そのあと、六日と数えながら、
指を上げると、握った拳を開かなければならないことから、
いったん握ったものをはなさなければならない、というところから、
六日知らずという意味が、ケチということにつながりました。
六日知らずは、ケチという言葉な中でも、
褒め言葉として使われることもあったりするので、
(節約家という意味でね)
面白い言葉ですよね。
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