白石黄良々(しらいしきらら・セレスポ)が100mで復活Vをしました!
東日本実業団選手権が埼玉県熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われました。
その100m決勝で復活Vを果たしました!
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100m白石黄良々(セレスポ)が復活V!
2019年世界選手権男子400メートルリレー銅メダリストの白石黄良々(セレスポ)が10秒47(向かい風0・9メートル)で制しました。
タイムはそこそこのタイムでしたが…まずは勝てたことが大事。
100点です。4台は出ると思っていなかった。
と笑顔で語りました。
白石黄良々は、昨年末にアキレス腱を故障し、4月にも左太もも裏を肉離れ。
決勝で履いていたスパイクはスプリンター用ではなく、長距離選手用のもの。
足の負担を減らすための応急処置を施すほど十分に練習はできていない状態での優勝。
本当におめでとうございます!!
予選は10秒89(向かい風0・9メートル)、準決勝は10秒67(向かい風0・5メートル)で、ともに1着。
まだまだ完治したとは言えないものの、少しずつ調子を整えて、東京五輪の最終選考会である日本選手権へと向かいます。
五輪選考の日本選手権は6月に大阪で開催されます。
10秒05の参加標準記録を突破し、3位以内に入れば代表内定。
白石黄良々のプロフィールと特徴的な名前の理由は?
東京五輪が行われるかどうかは別として…選手たちは本気でしっかりと選考会に臨んでもらいたいですよね。
さて、その特徴的な名前が気にある白石黄良々選手。
彼のプロフィールを振り返ります。
白石黄良々(しらいしきらら)は、1996年5月31日生まれ。
鹿児島県出水市出身。専門は短距離走。セレスポ所属。
2019年の世界陸上競技選手権大会において男子4×100mリレーで銅メダルを獲得。現日本記録(37秒43)を記録したメンバーの一人。
「黄良々(きらら)」という名は、映画『幸福の黄色いハンカチ』のファンである母親が、他者に幸福を与えられる良い人に育ってほしいと願い命名したもの。
小学生時代はサッカー少年で、出水市立米ノ津中学校在学中に俊足を見込まれて陸上競技を始めました。
出水市立出水商業高等学校在学中は、3年時に高校総体男子100mに出場するも準決勝で敗退。
大東文化大学陸上競技部(短距離ブロック)では主将を務めており、4年時(2018年)に第58回実業団・学生対抗陸上競技大会男子100mで3位、第73回国民体育大会(福井国体)では成年男子100mで6位入賞などの成績を残しました。
学生時代の100m自己ベストは10秒32と、日本代表レベルの選手ではありませんでしたが、2019年には、多田修平が大東文化大学に練習拠点を移したことで共に走る機会が多くなり、世界でもトップクラスのスタート技術を持つ多田と練習することでスタートがレベルアップしましたよね!!
卒業後、セレスポに就職すると、第73回出雲陸上男子100mで優勝、第53回織田記念陸上で自己ベストを更新する10秒19で2週連続の優勝を果たすとだんだんと注目を集めていき、世界陸上ドーハ大会の4×100リレーの日本代表に選出されました。
そして、迎えたドーハ世界陸上男子4×100mリレーでは10月4日の予選・10月5日の決勝ともに2走を務め、決勝ではアジア記録の37秒43を記録して銅メダル獲得メンバーの一員となりました。
1走:多田修平、2走:白石黄良々、3走:桐生祥秀、4走:サニブラウン・アブデル・ハキームと世界レベルの選手の中で、しっかりと結果を残しましたよね。
まとめ
東日本実業団選手権の100m決勝で復活Vを果たした白石黄良々選手についてまとめました!
白石選手だけじゃなく、こんなに9秒台、10秒台のメンバーが揃っている100m代表選手たちがいたことはないので…日本代表が短距離のトラック競技でメダルを取れる日が来るかもしれません。
もしかしたら東京五輪で100mでメダルが取れたら最高ですよね…。そもそも大会自体ができるかわかりませんが…。
白石黄良々選手に注目したいですよねー。