「あの北京の感動から4年。再び、雪と氷の上のヒーローたちが帰ってくる!」 2026年3月6日、イタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォを舞台に、冬季パラリンピックの幕が上がります。
今大会の注目は何といっても、3大会連続の金メダルを狙うアルペンスキーの絶対女王・村岡桃佳選手。そして、16年ぶりに悲願の出場を果たし、世界王者の称号を引っ提げて乗り込む車いすカーリング日本代表。
日本とイタリアの時差は8時間。私たちの夜が、あちらの熱狂の昼下がり。テレビやSNS、ライブ配信を駆使して、メダルが生まれる「その瞬間」をリアルタイムで目撃する準備はできていますか?44名の日本代表選手団が挑む、10日間の壮大な物語がいよいよ始まります!
Table of Contents
1. ミラノ・コルティナ2026開幕!冬季パラリンピックの熱狂
3月6日、ヴェローナ・アレーナで幕を開ける「Life in Motion」
2026年3月6日、世界中の注目はイタリア北部、古代ローマの円形競技場「ヴェローナ・アレーナ」に集まります。ここで開催される開会式は、冬季パラリンピック史上最も幻想的なものになると期待されています。大会のテーマは「Life in Motion(躍動する命)」。障がいを抱えながらも、限界を突破し続けるアスリートたちのエネルギーを象徴しています。
この歴史的な舞台で、日本代表選手団は堂々の入場行進を行います。2026年という節目に、欧州の地で日本がどのような輝きを放つのか。開幕を告げるファンファーレと共に、10日間に及ぶ感動の物語が始まります。
2026年大会のキーワード:広域開催と50周年の節目
今回のミラノ・コルティナ大会は、これまでの大会とは一味違います。イタリアの広大な北部に会場が分散する「広域開催」が特徴です。華やかな氷上競技が行われる都市「ミラノ」と、険しい山々がそびえ、アルペンスキーやスノーボードの舞台となる「コルティナ・ダンペッツォ」。
さらに、2026年は日本がパラリンピックに参加し始めてから約50年という大きな節目でもあります。半世紀の歴史の中で積み上げてきた技術、精神、そしてサポート体制。その集大成を披露する場として、今大会は特別な意味を持っています。
日本代表選手団のスローガン「挑め、心をひとつに。」
今回の日本選手団が掲げるスローガンは「挑め、心をひとつに。」です。これは選手たちだけでなく、支えるスタッフ、そして日本で見守る私たちファンも一丸となって戦おうという強い意志が込められています。
2026年の日本代表は、ベテランと若手が絶妙にミックスされた非常にバランスの良いチーム構成です。北京大会でのメダル獲得数を超えるだけでなく、それぞれの選手が自己ベストを更新し、世界に「JAPAN」の存在感を示すための挑戦が始まります。
旗手を務める小須田潤太(スノボ)と小川亜希(カーリング)の想い
日本選手団の顔となる旗手には、スノーボードの小須田潤太選手と、車いすカーリングの小川亜希選手が選ばれました。小須田選手は、事故による右足切断という大きな試練を乗り越え、不屈の精神で世界のトップに上り詰めたアスリート。
一方の小川選手は、16年ぶりにパラリンピックの舞台に戻ってきた車いすカーリング界の希望です。この二人が掲げる日の丸は、日本選手団全員の士気を高め、開幕直後の勢いを生み出す原動力となるでしょう。
全6競技に出場!日本代表44名の布陣とメダル獲得への期待
今大会、日本は全6競技(アルペンスキー、クロスカントリースキー、バイアスロン、スノーボード、車いすカーリング、パラアイスホッケー)すべてに出場します。選ばれし44名の戦士たちは、それぞれが独自の背景と物語を持っています。
特にメダル獲得への期待がかかるのは、やはり層の厚いスキー競技ですが、新進気鋭のスノーボード陣や、勢いに乗るカーリングチームからも目が離せません。日本中を勇気づけるメダルラッシュが期待される、最強の布陣が整いました。
2. 絶対女王・村岡桃佳とベテラン勢の「金」への挑戦
アルペンスキーの村岡桃佳:3大会連続の金メダルへ挑む
日本パラ界の絶対女王、村岡桃佳選手。平昌、北京と圧倒的な強さを見せてきた彼女が、ミラノ・コルティナで狙うのはもちろん「3大会連続の金メダル」です。彼女の滑りの魅力は、男子顔負けの果敢なライン取りと、チェアスキーを体の一部のように操る圧倒的なバランス感覚にあります。
2026年の村岡選手は、技術にさらに磨きをかけ、精神的にも円熟味を増しています。滑降、スーパー大回転、大回転、回転、そして複合。彼女が出場するすべての種目が、金メダルの「予約席」となるかもしれません。
7度目のパラリンピック!45歳のエース・森井大輝の情熱
日本のチェアスキー界を長年牽引してきたレジェンド、森井大輝選手。45歳にして迎える今大会は、彼にとって7度目のパラリンピックです。悲願の「金メダル」に向けて、彼の情熱は衰えるどころか、ますます燃え盛っています。
森井選手の滑りは、長いキャリアに裏打ちされた「戦術の巧みさ」が光ります。コースの雪質や斜面を読み、最小限のロスでゴールへ飛び込む。若手の追随を許さないベテランの意地が、コルティナの雪原で爆発する瞬間を日本中が待ち望んでいます。
ノルディックスキー距離・川除大輝:連覇を狙う「若きリーダー」
北京大会で金メダルを獲得し、一躍時の人となった川除大輝選手。2026年の彼は、もはや若手ではなく、ノルディックスキー日本チームの「若きリーダー」としての風格を備えています。
彼の持ち味は、後半になっても一切落ちない驚異的なスタミナと、効率的で美しいフォームです。ライバルである北欧や北米の強豪たちが川除マークを強める中、それを跳ね返しての連覇達成に期待がかかります。
師弟対決再び?8大会連続出場のレジェンド・新田佳浩の存在
日本パラ界の生ける伝説、新田佳浩選手。8大会連続という驚異的な出場記録を更新し続ける彼は、川除選手の師匠でもあります。師匠として若手を育成しながらも、一人のアスリートとして「まだ若いやつらには負けない」と語るその姿は、多くの感動を呼んでいます。
コース上で展開される新田選手と川除選手の「新旧交代か、それとも師匠の意地か」というドラマ。これは単なる順位争いを超えた、日本ノルディック界の魂の継承式でもあります。
ハイテクチェアスキーが支える「秒差」の攻防戦
パラ競技のメダル争いは、選手の肉体だけでなく、機材の進化も大きく関わります。特にチェアスキーは、航空宇宙技術を応用した最新素材や、衝撃を吸収する高度なサスペンションが投入されています。
日本チームを支えるのは、国内メーカーが総力を結集して作り上げた「メイド・イン・ジャパン」のチェアスキー。0.01秒を争う極限の戦いにおいて、このハイテク機材と選手の技が融合したとき、日本の金メダルへの道が拓けます。
3. 【注目】16年ぶりの快挙!車いすカーリング日本代表
世界を驚かせた2025年世界選手権優勝の「チーム中島」
2026年大会、最も熱い注目を集めているのが「車いすカーリング」です。2010年バンクーバー大会以来、16年ぶりにパラリンピックの切符を掴み取った日本代表(チーム中島)は、今や世界が恐れる強豪へと成長しました。
2025年の世界選手権で初優勝を飾ったその勢いは本物です。正確なショットと、緻密な戦術。かつての「参加することに意義がある」という段階は終わり、今の彼らが見据えているのは、最高位のメダルただ一つです。
新種目「混合ダブルス」に挑む中島洋治&小川亜希ペア
今大会から、パラリンピックの新種目として「混合(ミックス)ダブルス」が導入されます。日本からは、ベテランの中島洋治選手と、旗手も務める小川亜希選手のペアが出場します。
4人制とは違い、二人だけで戦うミックスダブルスは、一人ひとりの責任が重く、よりスピーディーでエキサイティングな展開が魅力です。阿吽の呼吸で氷の上に「最高の石」を配置する二人のコンビネーションに注目しましょう。
スウィーピング(掃く)がないからこそ問われる「投球精度」
車いすカーリングが一般のカーリングと最も違う点は、ブラシで氷を掃く「スウィーピング」がないことです。つまり、投げた瞬間の力加減と方向がすべて。修正が効かないからこそ、投球には究極の精度が求められます。
「デリバリースティック」と呼ばれる棒を使って石を押し出すその瞬間の緊張感。日本チームは、この「一投入魂」の精度を極限まで高めてきました。画面越しにも伝わるその緊張感こそが、2026年流のパラ観戦の醍醐味です。
ライバルは宿敵・韓国と米国。序盤戦の山場をチェック
メダルへの道のりは決して平坦ではありません。世界ランク上位の中国、ノルウェー、そして宿敵である韓国や米国といった強豪が立ちはだかります。特に大会序盤での韓国戦は、メダル圏内に残れるかどうかの大きな試算となるでしょう。
1試合2時間を超える長い戦いの中で、集中力を切らさず、相手のミスを突けるか。日本の「氷上のチェス」が、ミラノの氷の上で華麗に展開されます。
「デリバリースティック」の魔法:氷上のチェスをリアルタイムで追う
2026年の観戦スタイルは、テレビだけでなく、詳細なデータ放送やスマホアプリを駆使した「マルチビュー」が主流です。ストーンがハウス(円)のどこに止まったか、AIが予測する「次の一手」はどこか。
リアルタイムで戦術を予想しながら応援することで、車いすカーリングの奥深さがより一層楽しめます。深夜、静まり返った部屋で、石がぶつかる「カツン」という音と共に日本の勝利を見守る。そんな贅沢な時間が、もうすぐやってきます。
4. スノーボード:スリルと感動の「バンクドスラローム」
旗手・小須田潤太:大怪我を乗り越えて狙う悲願のメダル
スノーボード競技で最もメダルに近い男、小須田潤太選手。彼はかつて陸上競技でパラリンピックを目指していましたが、大怪我により転向を余儀なくされました。しかし、雪の上で彼は「自分の本当の居場所」を見つけました。
旗手としての誇りを胸に挑む今回の「バンクドスラローム(傾斜のあるカーブを滑る種目)」では、彼の持ち味である体幹の強さと、どんな急カーブでも攻め続ける強気の姿勢が見られます。悲願のメダルを掴んだ瞬間、彼の目にはどんな景色が映るのでしょうか。
日本女子初の快挙なるか?元気印・坂下恵里のデビュー戦
スノーボード日本女子チームに、新しい風が吹いています。初出場となる坂下恵里選手です。彼女の明るい性格と、守りに入らないアグレッシブな滑りは、チーム全体のムードメーカーにもなっています。
女子スノーボードは世界的にレベルが急上昇していますが、坂下選手が自分の滑りを貫けば、日本女子初のメダル獲得という歴史的快挙も夢ではありません。彼女の挑戦は、日本中の障がいを持つ子供たちに「自由」と「可能性」を届けることになるでしょう。
岡本圭司、小栗大地ら実力派が揃う「厚い選手層」の魅力
日本スノーボードチームの強さは、層の厚さにあります。元プロスノーボーダーとして活躍し、怪我を乗り越えてパラの世界に飛び込んだ岡本圭司選手や、安定感抜群の小栗大地選手など、誰がメダルを獲ってもおかしくない実力派が揃っています。
競技者同士が互いに高め合い、最新のワックス技術やエッジの研ぎ方まで共有するチームワーク。個人競技でありながら「チーム日本」として戦う彼らの団結力が、コルティナの荒々しい斜面を攻略する鍵となります。
スノーボードクロス:0.1秒を争う接触上等のバトル
スノーボード競技の中でも、最もエキサイティングなのが「スノーボードクロス」です。複数の選手が同時にスタートし、コース上の障害物をクリアしながら順位を競います。
猛スピードでの接触や、ダイナミックなジャンプ。まさに「雪上の格闘技」とも言えるこの種目では、瞬時の判断力が勝敗を分けます。日本勢が密集から抜け出し、ゴールラインへ一番に飛び込む姿に、手に汗握ること間違いなしです。
義足技術の進化が支える「アグレッシブな滑り」に注目
スノーボード選手の力強いエッジングを支えているのが、進化した「スポーツ用義足」です。2026年の義足は、雪面の微細な振動を選手に伝えつつ、激しい衝撃を吸収する高機能なカーボン素材が主流です。
選手一人ひとりの筋力や滑りのスタイルに合わせてミリ単位で調整された義足は、もはや体の一部。テクノロジーと肉体が究極の融合を果たしたとき、人間はこれほどまでに美しく、速く滑れるのか。その驚きを、ぜひリアルタイムで体感してください。
5. リアルタイム観戦ガイド:メダル決定の瞬間を逃さないために
ミラノ(氷上)とコルティナ(雪上)で分かれる競技会場
観戦計画を立てる際に注意したいのが、会場の分散です。車いすカーリングやアイスホッケーは都市部「ミラノ」で行われますが、スキーやスノーボードは山岳リゾート「コルティナ」で開催されます。
競技によって風景がガラリと変わるのも、2026年大会の魅力です。ミラノの近代的なアリーナと、コルティナの雄大なドロミテ山塊。イタリアの美しい景色と共に、アスリートたちの勇姿を楽しみましょう。
時差8時間:日本の夜から深夜にかけてが「熱狂のゴールデンタイム」
イタリアと日本の時差は8時間。現地で昼間に行われる競技は、日本では「夜から深夜」にかけて放送されます。これは、日本のファンにとっては、仕事や学校が終わった後にゆっくりと観戦できる「絶好のスケジュール」でもあります。
特にメダルが決まる決勝種目の多くは、日本時間の深夜0時前後に集中しています。3月の夜、少し夜更かしをして、地球の裏側で戦う日本のヒーローたちに熱いエールを送りましょう。
どこで見る?NHKやパラサポWEBのライブ配信活用術
2026年のパラリンピック観戦は、テレビだけではありません。NHKの特設サイトでは、地上波で放送しきれない種目も「全競技ライブ配信」が行われる予定です。また、日本パラパラスポーツサポーターセンター(パラサポ)のWEBサイトでは、選手たちの裏話や、初心者にも分かりやすいルール解説がリアルタイムで更新されます。
テレビでメイン会場を見ながら、タブレットでカーリングの盤面データをチェックする。そんな「二刀流観戦」が、2026年のスタイルです。
SNSで広がる応援の輪。選手たちの発信をリアルタイムで追う
2026年、選手たちはこれまで以上にSNSを通じて「今の想い」を発信しています。試合直前の緊張感や、選手村での交流、そして試合後の生の喜びの声。X(旧Twitter)やInstagramでハッシュタグ「#ミラノコルティナ2026」「#チームジャパン」をフォローしておけば、選手とダイレクトに繋がっているような感覚で応援できます。
あなたの送った一言のメッセージが、コルティナの寒空の下で戦う選手の背中を押すかもしれません。
3月15日閉会式へ。日本は何個のメダルを積み上げられるか
3月6日に始まった夢の時間は、3月15日の閉会式でフィナーレを迎えます。その時、日本のメダルランキングはどこに位置しているでしょうか。そして、メダルの色以上に、私たちは選手たちの姿からどれだけの勇気を受け取っているでしょうか。
2026年の春、ミラノとコルティナから届く熱風は、きっと日本中を暖かく包み込んでくれるはずです。さあ、歴史の目撃者になる準備はできていますか?日本の、そして世界のアスリートたちの魂の激突を、一瞬たりとも見逃さないようにしましょう!
記事全体のまとめ
ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピックは、日本のパラスポーツ史に新たな1ページを刻む大会となります。
- 日程: 2026年3月6日〜3月15日
- 注目選手: 絶対女王・村岡桃佳、レジェンド森井大輝、若きエース川除大輝。
- 注目競技: 16年ぶり出場の「車いすカーリング」、旗手・小須田が挑む「スノーボード」。
- 観戦のコツ: 8時間の時差を味方につけた深夜のリアルタイム応援と、ネット配信の活用。
3月、日本からイタリアへ。私たちの「心をひとつに」して、最高の応援を届けましょう!
