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キリンが絶滅危惧種となった原因(理由)。レッドリストに入った種類は?

キリン

キリンは今、人知れず、絶滅の危機にひんしています。

世界一背が高い動物に今、何が起きているのでしょうか?

キリンは絶滅危惧種に。数は30年で約40%減。

サバンナのキリンの数は、1985年から2015年にかけて、約157,000頭から97,500頭へと急落しています。40%急落はすごいですよね…。

その劇的な減少を受けて、キリンの国際自然保護連合(International Union for the Conservation: IUCN)のレッドリストのステータスは「軽度懸念」から「絶滅危惧Ⅱ類」へと二段階跳ね上がりました。

東、中央、西アフリカに渡るいくつかの主要な生息域で厳しい状況あるそうです。

キリンは9つの亜種に分かれます

IUCNは現在、毛皮の模様と地理的分布にもとづく9つの亜種に分かれる1つの種(Giraffa camelopardalis)としてキリンを扱っています。

いくつかのキリンの亜種はその他の亜種よりも大きな絶滅のリスクを抱えているといわれています。

4つの亜種の個体数は減少している一方、4亜種の個体数は増加しています。1種は安定。

マサイキリンとアミメキリンが絶滅危惧ヌビアキリンとコルドファンキリンが絶滅寸前と評価されています。

  1. ヌビアキリン(減少傾向) エチオピア、南スーダン
  2. アンゴラキリン(増加傾向) ナミビア、ボツワナ
  3. コルドファンキリン(減少傾向) アフリカ大陸東部から中部
  4. ケープキリン(増加傾向) ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ共和国
  5. ナイジェリアキリン(増加傾向) ニジェール
  6. アミメキリン (減少傾向) エチオピア、ケニア、ソマリア
  7. ウガンダキリン(増加傾向) ウガンダ、ケニア
  8. キタローデシアキリン(安定) ザンビア
  9. マサイキリン(減少傾向) ケニア、タンザニア

2007年には本種を6種に分割する説、2011年には本種を8種に分割する説が提唱、2016年に核DNAやミトコンドリアDNAの分子系統解析から、4種に分類する説も提唱されています。

地理的には、中央・東アフリカのキリンは減少しています。

ブルキナファソ、エリトリア、ギニア、マリ、モーリタニア、ナイジェリア、セネガルの7カ国ではキリンは絶滅したといわれています。

キリンが絶滅危惧種となった原因(理由)とは?

野生動植物の保全状況を評価する国際自然保護連合や、ケニアとタンザニアに分布するキリンの亜種マサイキリンを絶滅危惧種にしているしています。

主な原因は、密猟と土地利用の変化によります。

マサイキリンの現在の個体数は推定3万5000頭。

30年前に比べると、半数近くまで減少。

マサイキリンはキリンのなかで最も個体数の多い亜種なので…私たちがキリンと聞いたときに思い浮かべる可能性が高いのがマサイキリン。

ケニアとタンザニアの両国ではキリンの狩猟は違法ですが、皮や肉、骨、尾を目当てに密猟が行われています。

タンザニアのセレンゲティ国立公園では毎年、全個体数の推定2~10%が違法な狩猟の犠牲になっているとのこと。

密猟以外では、動物の生息域に人間が入り込んだ結果、作物被害に対する報復や交通事故が増えているんですよね…。

まとめ

世界中から動物がどんどん減っていきます…。

ほとんどの原因は人間なんだよなー。

キリンという魅力的な動物が、人間によって絶滅してしまうかもしれない現状をどうにかして、対策していくことが必要ですよね…。

人間って怖いよな…。